海王社ガッシュコミックス『only you, only』の麻生ミツ晃先生がご来店くださいました!

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海王社ガッシュコミックスから12/10発売の
『only you, only』の麻生ミツ晃先生がご来店くださいました!

オンリーユーオンリー
●『only you, only』 著者:麻生ミツ晃 発行:海王社 定価:690円
恋なんて、報われないものだと思ってた――

恋の成就は望んでいない――ただ好きでいるだけで良かった。
部下の須藤を密かに想う真木。ある夜、行きずりの男に身を任せる姿を、須藤に見られてしまう。
そして、好奇心で須藤から身体の関係を持ちかけられ、抱かれるようになり…。
カラダだけでいい――でも、彼の好奇心が一日でも長く続きますように。
危うく淫らなオフィスラブ。


繊細なタッチで、痛いほど純粋な男×男の恋愛模様を描き出す麻生ミツ晃先生。
BL小説の挿絵でのお仕事はよく拝見するのですが、コミックスは実はこれが4冊目。
そして、初のガッシュコミックスさんということで「どんな感じなのかしら?」と期待は高まります。
だってガッシュレーベルさんって、どちらかというと明るく楽しく元気、ってイメージじゃないですか?

読ませていただいて……
いや~、
レーベルのカラーとか面倒くさいことはどうでもよくなりました。
すごい読み応え、満足感。そして、心を締め付けられるこのせつない気持ち。
BLのお約束として、男同士の恋愛はもうタブーじゃなくなっている世界観がありますが、
『only you, only』は、大企業に勤める社会的にも立派な大人の男達の、
ノンケ×ゲイがぶつかる苦悩や葛藤、そして二人でしか成しえない充足の関係がきっちり描かれていて、
非常によかったです。
この読み応え、シリアス具合はBL漫画ではそんなに味わえない感じです。
まるで分厚い小説を1冊読み終えたような感じでしょうか。
冷たい風が身にしみる年末のこの時期、特に心に染みる物語だと思います。

そして、麻生先生のシンプルながらも感情豊かな独特の表現力を持つ作画が、冴えに冴えまくってますね。
受けの真木主任の苦悩顔(常に苦悩してる)がたまらん~
基本クールでポーカーフェイスなキャラだけど、微妙にゆがむ顔とかね。
そして、エロシーンでの乱れっぷり!
この静かで繊細で美しいお話を紡ぎ出す麻生先生は、エロシーンが結構エロいのですよ。
普段の押さえたタッチとのギャップでしょうか? かなり汁多めのエロ描写がそそります。

そういえば、ギャップというか意外だったのは、
当ブログ担当者、勝手に麻生先生のことを、先生のお描きになるキャラクターのような長身スレンダーなクールな方だと思い描いておりました。たとえるならば富永愛さんとか。
お会いしてびっくり、もちろんスレンダーな美人さんなのですが、大きな瞳に可愛らしいお顔と声の、非常にキュートな方でした。
「先生のイメージ、私が想像していた方向と違いました」と正直にお話ししたら、
「お会いした書店さんや読者の方にも良く言われるんです」とのこと。
やっぱり!私だけじゃないのね。

ギャップついでに、
「先生のお描きになるHシーンって、かなり汁だくですよね?」
とお聞きすると、
「そうなんです~汗とか唾液とか体液の汁描写が大好きなんです!」というお答えが!!
静かににこやかにほほ笑まれる麻生先生の可憐な唇からそんな言葉が聞けるなんて!それ自体が萌える!!(笑)

繊細な感情表現と汁描写には特別に力をいれていらっしゃるという麻生先生、
みなさま、ここ試験に出ますからね! チューモク!!

麻生先生にサイン本を描いていただきました!
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イラストとのバランスが絶妙! 1冊ずつ丁寧にサインを描いてくださいました。

サイン本は、芳林堂書店コミックプラザとホーリンラブブックスで、後日販売させていただきます。
お楽しみに。


直筆コメント入りのPOPもいただきました。
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3年ほどの年月をかけ丁寧に紡がれた物語です。コミックスも2年半ぶりということで、先生も気合入ってます。
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そして直筆色紙まで! うわ~ん素敵! これはぜひご自分の目でお確かめ下さい♪
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最後に、コミックプラザ恒例のホワイトボードにもイラストをお願いしちゃいました。
初めての経験に、すごく悩まれていた麻生先生。
「一発描きできないんです~」なんておっしゃってましたが……
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真木主任を描いてくださいました。なんて貴重な。
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麻生ミツ晃先生、担当編集者さま、年の瀬のお忙しい中のご来店、本当にありがとうございました。
みなさまに最上級の大人のLOVE&汁だくエロスをおすすめさせていただきます!

最後に、
今回のお話、個人的に一番ツボったのは、彼らの勤めている会社のビルの構造。
大企業ならではのゴージャスなガラス張り構造なのですが、
広い社内で、直接会わないのに違う階の窓から向かいの窓際にいる相手の姿を確認したり。
同じ社内にいながら会えない、でも風のうわさで気配を感じたり……せつなさMAX~!
これ、社内恋愛ならではのリアルを感じました。こういうところも小説的かも。


寒さが身に沁みるこの季節、心温まる素敵な物語でホカホカの毎日をお過ごしください。
みなさまのご来店、心よりお待ちしております。
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