Posted by: ホーリンラブブックス 13 years, 6 months ago
先日、このブログでご紹介したのですが、
大人気作家・紺野けい子さんの名作コミック『愛の言霊』(発行:フロンティアワークス)が
3年ぶり2回目の映画化で、8月7日から東京・渋谷で劇場公開されます。

その後、大阪、名古屋と公開予定。
楽しみにされている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今日は東京で試写会と出演者&監督のトークショーがありましたので、行ってきました~。
つたないですが、レポートしたいと思います。
(申し訳ないですがイベントの写真はありません~)
まず映画。
公式サイトに予告編の動画もあるので、あらすじなどはそちらをご覧ください。
『愛の言霊~世界の果てまで~』
●映画公式サイト
●ダリアカフェ特設ページ(フロンティアワークス)
今回のストーリーは、前作『愛の言霊』から半年後の設定で、原作をベースにしたオリジナル脚本。
前回主役だった、斉藤ヤスカさん演じる立花都から見た、もどかしくも爽やかな二人の愛の物語です。
植野堀まことさん演じる佐々木裕文が、最初から河合龍之介さん演じる田村慎司にときめいているのが少々解せないのですが、仕事を通じて、反発し合いながらもちょっとずつ距離を縮める二人の心模様が丁寧に描かれていて好印象。
ノーマル同志でいきなりときめいちゃってたら、やっぱおかしいよね……。
その点、こまやかな演出で、非常にスムースにお話しに入り込めました。
見せ場でもあるカラミシーンも、とてもキレイな演出で、安心して見れました、
が、劇場でみんなと一緒に見るのはやっぱちょっと恥ずかしい……。私、まだまだ修行が足りないわ(笑)
主演二人も今回準主役の斉藤ヤスカさんも、舞台や戦隊ヒーロー物などで活躍されていて、すでに熱心なファンがついている方揃いなので、会場の熱気がスゴイ!
映画が終わったあとに、みんなのお楽しみ
植野堀まことさん、河合龍之介さん、斉藤ヤスカさん、そして監督・金田敬さんのトークショーが始りました。
このトークショーがなかなか面白かった!
まずは司会者の方が、順番に映画の感想を聞きました。
最初はみなさんも緊張されていたのか真面目な受け答え。
植野堀まことさん(以下植野堀)
「今までは舞台が多くて映画は初めて。しかも主演だったので緊張しましたが、いろいろ悩むよりもシンプルに演じようと思いました。テーマはBLだけど、好きになった相手がたまたま素敵な男性だったという、ひとつの恋愛の形と考えて演じました」
河合龍之介さん(以下河合)
「僕は植野堀くんと違ってBL系映画は3本目なので、俳優として演技面で進歩を見せたいと思っていました。1作目の『愛の言霊』の時のスタッフさんも多かったので、慣れたスタッフと一緒で楽しい現場でしたね」
斉藤ヤスカさん(以下斉藤)
「3年ぶりに同じ役をやらせてもらいました。今回は主演の二人をあたたかく見守り応援する役なので、リラックスしてやりました」
そこに金子監督(以下監督)が
「でも現場では結構テンパッてたよね?」
斉藤
「僕だけ当日にいきなり新しい台本を渡されたりして、いろいろ大変だったんですよ~」
なんて会話で会場は一気に和やかムード。
監督
「僕自身はこっちの世界(BL)は正直よくわからないですけど(笑)、世の中にはいろいろな愛の形があると思ってます。男とか女じゃなく、『おまえがいい』っていう気持ちを描きたかった」
金子監督はかなりフレンドリーな感じの方で、お話が上手。
現場のムードもよかったんだろうなぁ、なんて想像しちゃいました。
次に撮影中のエピソード。
植野堀
「食べるシーンが難しかったです。作中でケーキを食べるシーンがあるんですが、なかなかOKが出なくて、予備に買ってあったケーキを5個も食べてしまいました」
河合
「カラミの芝居がやはり難しかったですね。演技指導は監督が実際にやってみせてくれるのですが、特に指先の演技指導が細かかったです」
監督
「女性の身体は見せ場をたくさん作れるけど、男の身体は撮るところがあまりないんで手にこだわったんです。注目してみてください」
斉藤
「撮影が3月後半だったので、外のロケがとにかく寒かった。よく見ると僕の唇、かなり演技が固いです。あと、「世界の果てまで」っていう決めぜりふが言えてよかったな。なかなかキザじゃないですか?」
なんて話がポンポン飛び出しました。
最後に競演しての感想は?と聞かれたお二人。
植野堀
「僕と河合さんは、新旧ミュージカル『テニスの王子様』をやっていたので面識はあったんですが、競演ははじめて。河合さんってしっかりしてて大人に見えるのに、実はかなりちゃめっけたっぷりなんですよ。ひとりでTVにつっこんだりとか(笑)」
河合
「植野堀はぼけーとしてるなぁ、と。動きが小動物っぽくて面白いんです。僕の演じた田村役のような取っつきにくいタイプの人間の懐に入っていけるのは、彼のような特性を持った人間なんじゃないかな、と演技だけでなくても思いました」
そして、
斉藤
「僕は、前回の相手役の徳山秀典さんが出てこないんですが、彼の気配を感じていただけるように心がけながら演じました。彼の気配を出すために、前作に使ったアクセサリーや鞄などの小物を使ったり。前作をご覧になっている方は注目してみてくださいね」
ケーキのシーンはNG連発の植野堀さんでしたが、ラスト近くのキスシーンは、監督の「小鳥がついばむようなキスをして」とのリクエストに、見事ワンテイクでOKしたのだとか。さすがです。
最後に出演者サイン入りの台本や、河合さんの次回作の映画『ハッピーエンド』のチケットプレゼントなど豪華賞品プレゼント抽選会などあり。
なんともわきあいあいとしたトークショーでした。
とにかく出演者3人が仲良さそう。映画のカラミシーンよりも、わちゃわちゃやってる方が、おばちゃん萌えっとしちゃいましたわよ(笑)
最後は出口で3人との握手会。私は恥ずかしいので遠慮しときました。が、やっぱりしてもらえばよかったかなぁ……。
とにかく楽しめました。
原作ファンの方も、まだ読んだ事がない方も、そしてBL映画ファンの方も。
ぜひおすすめです。
原作を買うなら芳林堂書店コミックプラザへ、映画を見るなら渋谷シアターイメージフォーラム他へ足を運んでみてくださいね!!
【おまけのどうでもいい感想】
「あなたのためだから」っていうセリフでおなじみの『外為オンライン』のCMの、日向丈さんが植野堀さんの会社の上司役で出演されています。
オフィスのシーンでは、どうしても日向さんが気になって気になって仕方がなかったという……。
す、すみません! でも日向さん存在感ありすぎですって!!
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大人気作家・紺野けい子さんの名作コミック『愛の言霊』(発行:フロンティアワークス)が
3年ぶり2回目の映画化で、8月7日から東京・渋谷で劇場公開されます。

その後、大阪、名古屋と公開予定。
楽しみにされている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今日は東京で試写会と出演者&監督のトークショーがありましたので、行ってきました~。
つたないですが、レポートしたいと思います。
(申し訳ないですがイベントの写真はありません~)
まず映画。
公式サイトに予告編の動画もあるので、あらすじなどはそちらをご覧ください。
『愛の言霊~世界の果てまで~』
●映画公式サイト
●ダリアカフェ特設ページ(フロンティアワークス)
今回のストーリーは、前作『愛の言霊』から半年後の設定で、原作をベースにしたオリジナル脚本。
前回主役だった、斉藤ヤスカさん演じる立花都から見た、もどかしくも爽やかな二人の愛の物語です。
植野堀まことさん演じる佐々木裕文が、最初から河合龍之介さん演じる田村慎司にときめいているのが少々解せないのですが、仕事を通じて、反発し合いながらもちょっとずつ距離を縮める二人の心模様が丁寧に描かれていて好印象。
ノーマル同志でいきなりときめいちゃってたら、やっぱおかしいよね……。
その点、こまやかな演出で、非常にスムースにお話しに入り込めました。
見せ場でもあるカラミシーンも、とてもキレイな演出で、安心して見れました、
が、劇場でみんなと一緒に見るのはやっぱちょっと恥ずかしい……。私、まだまだ修行が足りないわ(笑)
主演二人も今回準主役の斉藤ヤスカさんも、舞台や戦隊ヒーロー物などで活躍されていて、すでに熱心なファンがついている方揃いなので、会場の熱気がスゴイ!
映画が終わったあとに、みんなのお楽しみ
植野堀まことさん、河合龍之介さん、斉藤ヤスカさん、そして監督・金田敬さんのトークショーが始りました。
このトークショーがなかなか面白かった!
まずは司会者の方が、順番に映画の感想を聞きました。
最初はみなさんも緊張されていたのか真面目な受け答え。
植野堀まことさん(以下植野堀)
「今までは舞台が多くて映画は初めて。しかも主演だったので緊張しましたが、いろいろ悩むよりもシンプルに演じようと思いました。テーマはBLだけど、好きになった相手がたまたま素敵な男性だったという、ひとつの恋愛の形と考えて演じました」
河合龍之介さん(以下河合)
「僕は植野堀くんと違ってBL系映画は3本目なので、俳優として演技面で進歩を見せたいと思っていました。1作目の『愛の言霊』の時のスタッフさんも多かったので、慣れたスタッフと一緒で楽しい現場でしたね」
斉藤ヤスカさん(以下斉藤)
「3年ぶりに同じ役をやらせてもらいました。今回は主演の二人をあたたかく見守り応援する役なので、リラックスしてやりました」
そこに金子監督(以下監督)が
「でも現場では結構テンパッてたよね?」
斉藤
「僕だけ当日にいきなり新しい台本を渡されたりして、いろいろ大変だったんですよ~」
なんて会話で会場は一気に和やかムード。
監督
「僕自身はこっちの世界(BL)は正直よくわからないですけど(笑)、世の中にはいろいろな愛の形があると思ってます。男とか女じゃなく、『おまえがいい』っていう気持ちを描きたかった」
金子監督はかなりフレンドリーな感じの方で、お話が上手。
現場のムードもよかったんだろうなぁ、なんて想像しちゃいました。
次に撮影中のエピソード。
植野堀
「食べるシーンが難しかったです。作中でケーキを食べるシーンがあるんですが、なかなかOKが出なくて、予備に買ってあったケーキを5個も食べてしまいました」
河合
「カラミの芝居がやはり難しかったですね。演技指導は監督が実際にやってみせてくれるのですが、特に指先の演技指導が細かかったです」
監督
「女性の身体は見せ場をたくさん作れるけど、男の身体は撮るところがあまりないんで手にこだわったんです。注目してみてください」
斉藤
「撮影が3月後半だったので、外のロケがとにかく寒かった。よく見ると僕の唇、かなり演技が固いです。あと、「世界の果てまで」っていう決めぜりふが言えてよかったな。なかなかキザじゃないですか?」
なんて話がポンポン飛び出しました。
最後に競演しての感想は?と聞かれたお二人。
植野堀
「僕と河合さんは、新旧ミュージカル『テニスの王子様』をやっていたので面識はあったんですが、競演ははじめて。河合さんってしっかりしてて大人に見えるのに、実はかなりちゃめっけたっぷりなんですよ。ひとりでTVにつっこんだりとか(笑)」
河合
「植野堀はぼけーとしてるなぁ、と。動きが小動物っぽくて面白いんです。僕の演じた田村役のような取っつきにくいタイプの人間の懐に入っていけるのは、彼のような特性を持った人間なんじゃないかな、と演技だけでなくても思いました」
そして、
斉藤
「僕は、前回の相手役の徳山秀典さんが出てこないんですが、彼の気配を感じていただけるように心がけながら演じました。彼の気配を出すために、前作に使ったアクセサリーや鞄などの小物を使ったり。前作をご覧になっている方は注目してみてくださいね」
ケーキのシーンはNG連発の植野堀さんでしたが、ラスト近くのキスシーンは、監督の「小鳥がついばむようなキスをして」とのリクエストに、見事ワンテイクでOKしたのだとか。さすがです。
最後に出演者サイン入りの台本や、河合さんの次回作の映画『ハッピーエンド』のチケットプレゼントなど豪華賞品プレゼント抽選会などあり。
なんともわきあいあいとしたトークショーでした。
とにかく出演者3人が仲良さそう。映画のカラミシーンよりも、わちゃわちゃやってる方が、おばちゃん萌えっとしちゃいましたわよ(笑)
最後は出口で3人との握手会。私は恥ずかしいので遠慮しときました。が、やっぱりしてもらえばよかったかなぁ……。
とにかく楽しめました。
原作ファンの方も、まだ読んだ事がない方も、そしてBL映画ファンの方も。
ぜひおすすめです。
原作を買うなら芳林堂書店コミックプラザへ、映画を見るなら渋谷シアターイメージフォーラム他へ足を運んでみてくださいね!!
【おまけのどうでもいい感想】
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す、すみません! でも日向さん存在感ありすぎですって!!
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